相棒#1(BUCK 119Special)

ナイフについて


 

今回は、私が狩猟用に購入したナイフを紹介させていただきます。狩猟用といってもまだ猟場では使用していません…しかも所有しているのは一本のみ!

ということで、期待せずに見てくださいませ。

私が狩猟用に購入したナイフはBUCK社の「119Special」というモデルになります(図1)。カッコいいですね!119Special(以下119)。カッコいいから購入したんで当たり前ですが。

図1 BUCK 119Special (出典:BUCK KNIVES)

BUCK KNIVESとは
BUCK KNIVESはアメリカ合衆国の老舗ナイフメーカで、1902年カンザス州の無名の鍛冶屋Hoyt BUCKさんが、新しい熱処理の方法を考え出した事により始まりました。そのナイフは頑丈で刃持ちが良く大評判になり、第二次世界大戦中にも高く評価されました。祖父、父、息子、孫へとバックナイフの伝統は受け継がれていき、スポーツナイフメーカーでは現在世界一の会社になっています。
BUCK KNIVES   ☞A&F

初めてのナイフは何にするべきか?

私は狩猟をやる前からキャンプや登山などが好きなので、ナイフには興味がありました。ただし、詳しいと言えるほどは詳しくなく、BUCK社も名前程度の知識しかありませんでした。

ではなぜBUCK社のナイフにしたのか?これは猟銃と一緒ですが、どのような使用用途を想定しているかで大きく変わりますよね。私は119を購入する前に、現在所属している猟隊に一度「巻き狩り」見学をしました、次に実際の猟隊にいれていただき、「巻き狩り」を経験しました。

「巻き狩り」などのグループ猟では、解体などは決まった人が大体行います。見学と実際の猟で私はこれまで一度も解体を行っていません。今後もしばらくは出番はなさそうです(ベテランの方に覚えてねとは言われています)。

このような理由から、解体用ナイフ(スキナー等)はグループ猟においては私には今のところ必要なく、もしナイフを使用するのであれば「止め刺し」かなと考えました。

止め刺しに最適なサイズは?

ここは先人たちの声を聞いたほうがいいだろうということで、狩猟ブログからYouTubeまでいろいろ拝見させていただきました。そして猟隊の方々にも。猟隊の方々には剣鉈を買ったほうがいいとかは言われませんでした。そこから得た結果として、「それぞれの方で意見が違う」ということでした…。当たり前ですね(笑)。対象としている動物も若干異なると思いますし、猟銃と同じですが「絶対」というものはなく、最終的には自分の使用する環境や目的で決めるしかないかと。あとは「お値段」とか「見た目」とかですね。

ただし、刃長は15cmくらいは必要という意見が多かったので、約15cmを基準にナイフの選考をすることにしました。あとはやはり「見た目」が重要です!

BUCK 119Special

以上の簡単な考察から、狩猟ナイフとして実績もあり、評価も高く、値段もお手頃、そして「見た目」もカッコいい「BUCK 119Special」にすることにしました。他の候補としてはこちらもリーズナブルでナイフとしての評価も高い「MORA」にしようかとも思いましたが、刃長15cm近くのものが売り切れだったこともあり、「BUCK 119Special」にしました。

BUCK 119Special spec

全長:約268mm、刃長:約138mm、重量:約225g、ブレード材:420HCステンレス       ハンドル材:フェノール樹脂

とうことで、刃長は15cmには届きませんでしたが、使用してみてから考えようと思い注文しました。実際に猟場ではまだ使用していませんが、柄も手になじむ形状でおさまりもよく、重すぎず(ベルトにつけて猟場を移動しています)、そして何よりもカッコいい!現状では119とても満足です。あとは実際に「止め刺し」等で使用してから追記(おそらく来シーズン)していきたいと思います。

※:箱出しでは切れ味はあまり良くないので、研ぎが必要です。