相棒#2(BUCK 103スキナー)

ナイフについて


こんにちは。今回は私のHunting Gearシリーズに新たに加わった相棒を紹介します。今回ご紹介する相棒はBUCK KNIVESの103スキナーです。スキナーという名前からわかるように“皮剥”用のナイフですね(図1)。やっぱりかっこいいですね〜。それでは最後までおつきあいくださいませ。
相棒#1(BUCK 119Special)についてはこちらです☞

相棒#1(BUCK 119Special)

図1 出典:BUCK KNIVES

なぜスキナーを?

前回購入したナイフは使用用途を自分なりに考察し、“止め刺し”用にと思いBUCKの119にしました。刃長は15cmくらいを目安にしました。私が所属しているグループでは獲物の解体はベテランの方がやっており、私が解体をすることはしばらくの間なさそうなため、“止め刺し”を目的にナイフを選びました。ではなぜスキナーを?それは今シーズンはやはり犬なし単独忍び猟に挑戦したいからです。もし、獲物を仕留めることができれば自分で解体をすることになりますからね(昨シーズンの結果からは説得力ないですよね...)。スキナーじゃなくても解体はできると思いますし、実際慣れれば必要ないという意見もネット上で見たことがあります。ありますが、腕や経験のなさは道具の持つ“専門性”に頼るべきかと思いました。つまり...“備えあれば憂いなし”です!

なぜBUCK Knivesを?
今回は初めから解体用のスキナーを購入しようと思ってナイフを探しました。検索してみるとスキナーといってもいろいろなブランドから販売されていることがわかりましたw
ナイフも猟銃と同じで試し切りとかできないので選ぶのが大変です。安いものではないので失敗したくないというのがやっぱりありますしね。

そこで、ここはやはり先人の意見を参考にしようと思います。まずは我が狩猟グループで解体をメインで行っているベテラン猟師の方から。その方が使用していたのはナイフではなく肉切用の包丁でした…元々たしかお肉屋さんだったような。あまりナイフにもこだわりは無いようです。包丁は銃砲店の店主さんも一番切れると言っておりました。確かに巻き狩りなどで獲物を仕留めて、決められた場所で解体する場合は包丁でもいいと思いますが、山中で解体する場合は持ち運びが不便かな~とか思います。あとは、ナイフのような“特別感”がない…つまり所有欲がわかないということですね。ということで、包丁はなし。

これはもう何かの書籍を購入して参考にしようと思いました。できれば自分が使用するのを想定している「単独忍び猟」をやっている方がいいかと。そして行き着いた方がこちらの方☞

そう荒井裕介さんです。荒井さんは山岳写真家ですが、狩猟やサバイバル、ブッシュクラフトに関する造詣が深い方のようです。私が荒井さんを知ったのはとある雑誌で、そこで単独で山に入り狩猟を行っている姿に自分の理想の狩猟スタイルを重ねました。そんな荒井さんがナイフについての書籍を出されていることを知り、早速購入しました。

こちらの書籍、ナイフの歴史的な背景から各ナイフの特徴そして使い方などが詳細に書かれており、さらに手入れの仕方まで!まさに素人の自分にはぴったりです。この書籍の中で、荒井さんがスキナーで迷ったらこれを買え!と紹介されていたのがBUCK103スキナーでした。

ナイフに対する知識がほとんどない自分にはその道の熟練者が言っている意見を参考にするのが1番失敗がないと思いました。そりゃあ自分なりにもこれ良さそうとか思ったナイフはいくつかありますよ(ガットフック付きのものとか)。ありますが、買ってからじゃないとわからない...失敗する可能性もある。だったら自分が想定しているシチュエーションに近い環境で実際に狩猟をしている方の意見を素直に取り入れるべきではないかと考えました。ということで非常に単純ではありますがBUCK103スキナーにしました。

ちなみに、その道の権威者の意見はエビデンスレベルで言えば最も低いというのが研究の世界の常識ですw

実際はどうなのか?
以下がBUCK103スキナーのスペックです。
BUCK 119Special spec

全長:約250mm、刃長:約90mm、重量:約152g、ブレード材:420HCステンレス        ハンドル材:フェノール樹脂

私の1番目の相棒BUCKの119Specialと同じ素材ですね。持った感じも収まりがよく、非常にいい感じです。刃の先端はスキナーだけあって皮を突き破らないように緩くカーブを描いており、一般的な形状のナイフにはないスペシャリスト感がありますね〜。コピー用紙くらいなら箱だしでも問題無く切れますが、119と同様に研ぐ必要はありそうです。あとは実際に猟場で使用してから詳しくレビューしてみたいと思います(まずは獲物を仕留めないといけませんがw)。

次は剣鉈も考えようかな~