相棒#1(BERETTA AL391 URIKA SYNTHETIC)

猟銃について


Hunting Gearの記念すべき最初の投稿は、私の狩猟での相棒、『BERETTA AL391 URIKA SYNTETIC』をご紹介させていただきます。

出典:BERETTA JAPAN

BERETTA AL391 URIKA SYNTETICとは
AL391シリーズは発売以来200万挺以上の実績のあるセミオートマチック散弾銃。特徴はバレルを交換することなく24g射撃用装弾から、57gの3インチマグナム装弾まで全て使用できる。

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初めての猟銃はボルトアクションで?

2017年10月初旬、銃所持の許可申請をして猟銃を何にしようか迷っていました。当初は狩猟の事しか頭にはなく、射撃場での射撃はおまけ程度にしか考えていなかったので(今思うと問題ですね…)、スナイパーに憧れていた私はボルトアクションの散弾銃を第一候補に挙げていました。

ボルトアクションといえば、ライフルというイメージがありますが、散弾銃にもハーフライフルなどがあることを知り、非常にそそられました。YouTubeでJPShikaHunterさんが、サベージ220Fについて絶賛しており、何度も何度も見ていました。

その他にも「BROWNING A-BOLT」や「MIROKU MSS20」などが日本では流通しているようですね。非常にカッコいいですし、やはり憧れます。あくまで個人的な好みですが、ウッドの銃床よりもシンセティックなどのほうが好きなので、このサベージ220FやA-BOLTのカモフラ柄は最高です。必然的に第一候補となりました。

自分が猟をメインに考えており、ボルトアクションの散弾銃が候補であることを今もお世話になっている銃砲店の方に相談したら、愛知県では一挺目からはボルトアクションの散弾銃は許可が降りない可能性が高いと言われてしまい(涙)、しぶしぶ自動銃に候補を切り替えました。この時の喪失感はいまでもよく覚えています。

候補を自動銃に切り替え

喪失感はあっても、猟銃を決めなくてはいけません。それから銃砲店さんからいただいたカタログやHP、書籍、狩猟をやっている方のブログなどを見て、何の銃にするか悩みました。でもこれが楽しかった!狩猟免許の試験を受けるときに知り合った同期ともいろいろ猟銃について語りました。こういう会話はなかなか出来ないのでとても楽しいです。自分自身とても単純な人間なので、ボルトアクションは2挺目でいいかと思うようになり、気持ちは自動銃一本に固まりました。

運命の出会い?

そのような流れで挙がった候補が、「Remington M1100」「Remington M11-87」「BROWNING MAXUS」でした。前記の2つは新銃が銃砲店に在庫で置いてあり、使用者数も多く信頼性も高いという評判だったため、BROWNINGのMAXUSも信頼性が高いということだったためです。そして、3銃とも銃床の色が黒、つまりシンセティックがあることが大きかったと思います。この辺は完全に見た目重視です。見た目には拘りたいんですよね(笑)。

そして、「Remington」と「BROWNING 」は猟銃の質も一流であることが、こちらにこう書かれています。「現在世界的に売れている自動式の散弾銃は1位がレミントン、2位がベレッタ、3位がブローニングです。ですから当社ではこの3社の自動銃だけを取り扱っています。これ以外にもメーカーはたくさんありますが、この3社の製品を超える作りの銃はありません。」経験豊富なガンスミスからのご意見、非常に心強いですね。

あとは、お値段でしょうか。前記2つの方がお安く提供していただけるとのことでしたので、「Remington M1100」「Remington M1187」の2つに絞られました。そうこうして悩んでいるうちに猟銃の所持許可がおりたとの連絡が警察から入りました。安全な人間だと認められたわけですね。手帳等を警察に急いで取りに行き、その足で銃砲店さんに伺いました。そうすると、銃砲店さんから「BERETTAのいい中古が昨日はいったけど、見る?」と言われ、見せてもらいました。そこで出てきたのが現在の相棒、記念すべき最初の猟銃「BERETTA AL391 URIKA SYNTETIC」でした。

BERETTA AL391 URIKA SYNTETICに決定!

その銃は中古でしたが、とても綺麗で傷もほとんどありませんでした。聞くところによると、前のオーナーさんがBERETTAマニアらしく、とても丁寧に扱っていたとのこと。しかもバレルが3本ついていました!ウリカはバレルを交換することなく、24g射撃用装弾から、57gの3インチマグナム装弾まで全て使用できるというのが売りですが(この時はもちろん知りません)、3本もバレルがついてるなんて!ちなみに付属していたバレルは28インチバレル、スムースボア、ハーフライフルバレルの3種類でした。ハーフライフルバレルならサボットスラッグも撃てるよと教えていただき、気分はあがりまくりました。しかしながら、3本ですと、当たり前ですがお値段も上がります…どうしよう。この時は木曜日だったため、週明けの月曜日に返事をしますと約束し、店を出ました。

それからウリカの事を調べ、非常に評価の高い猟銃であることがわかりました。ウリカにすることは自分の中では決定し、あとはバレルをどうするか?お財布とも相談し3本ではなく2本でいこうと考えました。28インチは射撃練習でも使用できるので、決定。あとはスムースボアかハーフライフルか…悩む。その時!ハーフライフルはやはりボルトアクションにしようと神の声が聞こえました(ように感じました)。2挺目は絶対にボルトアクションで!そう自分に言い聞かせ、銃砲店さんに行き、28インチバレルとスムースボアのバレルで購入することを伝えました。

相棒(BERETTA AL391 URIKA SYNTETIC)の考察

紆余曲折ありましたが、自分が現在行っている「巻き狩り」という狩猟スタイルにおいては、ボルトアクションよりも自動銃があっているかと思います。やはり、連射できるのは非常に大きいです(外してますが…)。自動銃、スライドアクション、そしてボルトアクションでは、連射速度はボルトアクションが最も遅いと思われます。ボルトアクションの散弾銃が生きるのは、単独での忍び猟などの「静的射撃」を行う可能性があるスタイルかと。自分も単独忍び猟にはとても憧れていますし、次のシーズンではボルトアクションの散弾銃を相棒に(したい)山に入りたいと考えています。しかし、「動的射撃」が中心となる「巻き狩り」には向いていないと思うので、ウリカにして良かったと思います。

以下に現時点でのウリカの使用感をまとめます。比較対象がないのであくまで主観ですが…

BERETTA AL391 URIKA SYNTETICの使用感
・重量が軽い:28インチバレルで約3kg(Remington M11-87スポーツマンが約3.7kg)
☞Remingtonは銃砲店で持たせていただき”The 鉄”という感じでした
・山中での取り回しが楽(22インチスムースボア使用時)
・信頼性が高く、弾詰まり等もない(今のところ…)
・ワンタッチで純正マウントベースを装着できるようになっている
・カッコいい

また、相棒について理解が深まったらその都度追記していきたいと思います。