こんにちは。今回も前回に引き続き、「Hunterまでの道程」シリーズです。この回はある意味1番緊張する“身辺調査”が始まります。ほんと、ドキドキしましたね。一人でも悪いことを言ったら“アウト”になる可能性が高いです。それではよろしくお願いします。
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前回の猟銃等講習会(初心者講習)に合格すると、次は教習資格認定申請を行います。ここでいう教習とは実際に射撃場に行き、射撃の試験(限定型クレー射撃)を行うための申請です。つまり申請が通れば本当の散弾銃を射撃教習で使用することになります。
ちなみに、第二種である空気銃の場合はこの段階を飛ばして「所持許可申請」を行うことが出来ます。
教習資格認定申請は警察窓口で行います。こちらもアポを取ってから行きましょう。
必要な書類は以下の通りです。
- 教習資格認定申請書
- 申請人の写真(2枚)
- 診断書
- 住民票
- 講習修了証明証
- 経歴書
- 身分証明書(破産手続きを受けていないかどうかの確認)
- 申請手数料
- 同居親族書
- 印鑑
結構多いですね。でもほとんどの書類は県警察のHPからダウンロードできますので、それほど手間はありません。提出が平日ということくらいですね。
2週間の間はおそらく私の親族関係を過去にまでさかのぼって調べていたんだと思います。このあたりは身内に反社会勢力がいるのかなど、しっかりと調査するようです。当たり前ですよね。所轄の警察も簡単に許可を出して、万が一にでもその猟銃が犯罪に使われた場合、担当者はかなりのおとがめを受けるのでしょう...たぶん。縦社会ですからね、警察は。
その後実際に①職場の上司②友人(近所の人)③妻④親に警察から電話で聞き取り調査が入りました。内容は以下の通りです。
上司:職場での人間関係や仕事ぶりなど(問題行動がないか?今ならパワハラとか聞かれそうですね)
友人:隣の人が猟銃を所持しようとしていますがどう思いますか?マンション内でのトラブルはありますか?夫婦関係が悪いなど聞いたことはありますか?(みせかけだけでも仲良くしておきましょうw)
妻:旦那さんからDVは受けてませんか?マンション内でのトラブルは過去にありましたか?猟銃を所持するには結構なお金がかかりますけど大丈夫ですか?日曜日など家を留守にすることが増えますがいいのですか?
親:息子さんの性格は?気性が激しいとか?事故など不安はありませんか?
このような感じで聞き取り調査がされました。このうち一つでもひっかかると“アウト”らしいです。皆様、本当にありがとうございました。日頃から規則正しい生活と愛想良くしているとこういう大事な局面で生きてくることがあるということですね〜。たとえ猟銃を所持してもこれからも気をつけないといけません。油断は禁物ですよ(と、いつも自分に言い聞かせていますw)。
その後認定書がおりたら担当警察官から連絡が入りますので、警察署まで認定書を取りに行きます。この際に忘れてはならないのが「猟銃用火薬譲受許可証申請」を一緒に行います。これは射撃教習のために一時的に実包を購入できる許可をするというものです。教習を行う射撃場で実包を販売していない場合は、銃砲店で事前に実包を購入します(愛知県総合射撃場は実包を販売していませんので事前に用意が必要となります)。
このくらいの時期に銃砲店さんに通い、自分が購入する銃を相談していくといいと思います。これが非常に楽しいです!ここまでくれば銃所持まではあと一息ですね。
次回は「冷や汗もんの射撃教習からついに猟銃購入!」です。それではまた。