ということでよろしくお願いいたします。
- 第一種銃猟免許(散弾銃やライフル銃)
- 第二種銃猟免許(空気銃)
- わな猟免許
- 網猟免許
です。もちろんずべて受験することも可能です。ただし勉強する量も増えますし、自分がどのような狩猟をやりたいのか?よく考えてから受験したほうがいいかと思います。
たとえばわな猟ですと、ちゃんと見回りをしなくてはならないため、近くに猟場がない方は難しいかと思います。と言いつつも私は第一種銃猟免許とわな猟免許を受験したんですけどね… 受験したときはわな猟には少しつてがあり、出来ると思っていました。あとはもはやバイブルとかしていた「山賊ダイアリー」の影響が大きかったと思います。
作者である岡本健太郎さんと師匠である佐々木さんや赤木さんとの関係、非常に憧れますよね。ほんと羨ましい限りです。
ちなみにですが、狩猟免許のみでは銃猟はできません。この免許は狩猟に猟銃を使用しても良いということだけですので、所持許可ではないからですね。
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ただ、狩猟を始める人よりも今後やめていく人(引退)のほうが多いのでしょうね。愛知県猟友会の平均年齢もたしか72歳と聞いたことがあります。72歳はかなりの数字かと思います。射撃教習試験を受けた射撃場のオーナーの方も、あと5〜6年くらいで猟友会もガタガタになるのではとおっしゃっておりました。
たしかに、実際狩猟免許を取っても狩猟をやるかどうかはわかりませんし、頻繁に狩猟を行うという方は一握りでしょう、おそらく。今後は有害鳥獣駆除も会社などが組織ぐるみで行うようになる可能性が高く、そうなったら一般の人に猟銃の所持許可を下ろす必要性も減り、警察もさらに厳しくなるかもしれません。拳銃よりもはるはるかに威力がある猟銃を一般人に持たせたくないというのが猟銃を管轄している公安の本音でしょう。猟銃を所持するなら早いほうがいいかもしれません。
話が大分それてしまいした。会場に入り送付されてきた受験票を手渡し受付すると、番号札と案内用紙を渡されます。そして狩猟試験は以下の3つからなっているので、順次指示に従い受けていきます。
- 適性検査(視力・聴力・運動能力など)
- 知識試験(筆記)
- 技能試験(散弾銃の分解・組み立て、目測、鳥獣の判別、わなの設置など)
まずは適正検査から始まりましたが、「山賊ダイアリー」で記されていたとおりの拍子抜け試験でした...いいのだろうか?これで...汗 とこちらが心配するような内容です。な〜んにも心配はいりません!はい。
次は別会場に移動します。ここで一度オリエンテーションが入ります。時間も少しあるので復習をかねて「狩猟読本」を読み返します。その後試験官が入室し、「始めてください!」の合図で知識試験が始まります。
この知識試験ですが、「狩猟(初心者)講習会」を受講した際に購入した「狩猟読本」1,500円+消費税をしっかり読み込んでいれば、何の問題もありません!かなり簡単です。早く終了した人は途中退室していいので、私も途中退室しました(見返しは何度かしましたよ)。その後結果発表の時間まで昼食を取ったりして自由に待機します(この待機時間が結構長いです)。
私は「狩猟(初心者)講習会」で知り合った方と再会して談笑しながら待機していました。このときに試験を受けに来た方々と色々会話しましたね。みなさん情報交換に飢えているような感じでしたw。もちろん私もその一人ですけどね。試験会場がある刈谷の警察はかなり厳しいとか、三河の方の人はまだ猟銃所持のための「初心者講習」の受講も許可が下りないとぼやいていました。地域差はかなりあるようです。
このとき意気投合した3人(年齢が近かったのもありますね)とは現在も連絡を取り合っていますよ。なので、積極的に話しかけるのもフィールドを広げるために必要かもしれません。相手も同じ事を考えている可能性がありますのでw。
・銃の点検、分解からの組み立て
ここでのポイントは必ず「狩猟(初心者)講習会」で使用した猟銃と同じ猟銃(上下二連だったら上下二連を)を選んで行うことです。これは講習会でも言われました。私は水平二連を講習会で使用したので、もちろん水平二連を選択しました。このとき、もし自分が使用したい猟銃がなかったら(同時に数人で行うため他の人にとられてしまうこともあります)、自分が使用したい猟銃がないことを試験官に伝えれば、なにかしらの対策をしてくれるようです。
これは練習したとおり行います。焦らずにしっかりと行えば問題はありません。
・装填、射撃姿勢、脱法
ここでのポイントは何と言っても、引き金に指をかけないことです!これに限ります。これをやると一発アウトになるとの話を聞きました(講習会で)。対策は示指と中指をテーピングでくくるとかがいいみたいですね。
ちなみにですが、意気投合したうちの1名が引き金に指をかけていることを指摘されてようですが...なんと合格していました。う〜んよくわかりませんね。減点にはもちろんなると思いますので、やらないにこした事はありません。最大限の注意を払いましょう!
・隊列移動、猟銃の受け渡し、休憩時の猟銃の取扱
ここは講習会で学んだことをそのままやっていれば何も難しいことはありませんね。はい。
つまり、合格するにはやはり「狩猟(初心者)講習会」を受講するに限ります。適正試験、知識試験は楽勝ですが、技能試験は講習会で予習しないと無理だと思います。
・目測、空気銃の取扱
目測は300m、30m、10m、50mで行います。30mと50mの違いが1番の難関かと思いますが、試験官のかたがそれヒントでしょっていうことを教えてくれます(この街路樹の間隔は10mですよとか...)。特に問題はないと思います。
空気銃の取扱も講習会で練習したもの(ポンプ式:山賊ダイアリー作者の岡本さんが使用していたシャープのエース・ハンターと同じ機構かガス式)と同じ様式の空気銃を選択し行えば問題ありませんね。
・合法なわなの選択、設置方法
わな猟の試験にももちろん技能試験があります。それが、合法なわなを選択するということと、自分が選んだわなを正しく設置できるかどうかという内容です。わなが合法か否かかを答えるのは簡単です。そしてわなの設置も「箱罠」を選択すれば問題ありません。これは講習会で必ず「箱罠」を選ぶように言われ、その練習しかしませんw。
一言で言うと簡単です。
・鳥獣の判別
ある意味これが1番の難関かもしれません。特にカモ類ですね。まあしっかり勉強していれば問題無いと思いますが、試験時は緊張して答えが飛んでしまうことがあります。私は2問くらい間違えたと思います(でも合格しました!)。
こればっかりは覚えるしかありません...はい。
狩猟免許試験の場合は、「狩猟(初心者)講習会」を受講し、自己学習をすればかなり簡単だと思います。そして、もしかしたら未来の仲間に出会えるかもしれません。みんな狩猟をやりたいんですからね。話しかけてみるといいかもしれませんよ。
「Hunterまでの道程」シリーズも狩猟に絶対必要な資格的なものはこれで一旦終了です。終了ですが、ある意味ここからがスタートになります。そのため今後は実際に狩猟をやるまでの準備(これが結構大変です)を徐々にアップしていきたいと思います。少しは役に立つと思われます。おそらく。それでは。