こんにちはBorkです。猟期まであと2ヶ月弱となりました。来週は射撃練習を予定しております。装備も徐々に揃え(憧れのA-BOLTはまだ所持許可申請もできておりませんが...汗)、準備もできつつあります。狩猟や猟銃系の雑誌もこの時期を見計らって販売されるので雑誌などの書籍からも様々な情報を収集することができます。ある意味1年を通して最も情報が収集できる時かもしれません。
もちろん私も情報収集をしております。今回は狩猟とは異なりますが、私の目指す狩猟スタイルである犬なし「忍び猟」の参考になる(というか個人的にスナイパーが好きなので)映画の評論です。犬を使わない「忍び猟」ですと、グループ猟である「巻き猟」ほど獲物に近づくことはできませんからね。そうすると、スコープ付きボルトアクションの散弾銃を用いた精密射撃が「忍び猟」には向いているのだと思います(おそらく)。
日本古来から行われている主に猟犬を用いた「巻き猟」と異なり、ハンターが猟犬に頼らずに山に入り狩猟を行うという単独猟である。「巻き猟」と異なり、獲物と遭遇する確率は下がるため山を歩き回る体力や解体を一人で行うための解体術が必要となる。
ということで、スナイパー映画としては私的には良くできていると思われる「山猫は眠らない」シリーズを紹介させていただきます。それではよろしくお願いいたします。
トーマス・ベケット ブランドン・ベケット
で、このトム・ベレンジャーですが、どこかでみたことある俳優だな〜とか思っていたら、あのオリヴァー・ストーン監督の名作「プラトーン」で冷酷な鬼軍曹であるロバート・バーンズを演じていたのです。やはりこのヒトには戦争系の映画が良く合いますね。
実は私、この映画を最初に見てから狩猟を始める少し前まで(情報収集をしていたときくらい)、スナイパーの事を“山猫”と形容するのだと思っていました...言い訳するとやはりこの邦題がねw。その後Googleなどで“山猫”をいくら調べても、この映画以外にはスナイパーとは関連がみられないことが明らかとなりました!勘違いとは恐ろしい。確かに動物でスナイパーを例えると、グループ猟をしているイヌ科よりも忍び足で獲物に近づき仕留めるネコ科(ライオン除く)のほうがイメージにはあっているかな〜とかは思いますね。あとは猛禽類とか?日本が世界に誇るスコープである「March」も猛禽類(の目)がそのイメージを表しています。
気付くのは遅かったのですが、気付いて良かったと思っていますw。
ただし、この“山猫”をスナイパーを形容する言葉として使っている漫画があります!それは私が好きな「ゴールデンカムイ」です。ご存じですよね?テレビでも放送されていましたし(今度シーズン2になるそうです)。現在も週刊ヤングジャンプで好評連載中です。
野田サトルによる漫画。舞台は気高き北の大地・北海道。時は、激動の明治時代後期。日露戦争という視線を潜り抜け『不死身の杉元』という異名を持った元兵士・杉元は、ある目的のために大金を欲していた...。
一攫千金を目指しゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れた杉元を待っていたのは、網走監獄の死刑囚が隠した莫大な埋蔵金の手掛かりだった!!?
雄大で圧倒的な大自然! VS凶悪な死刑囚! そして、純真無垢なアイヌの少女・アシリパとの出会い!!!
莫大な黄金を巡る生存競争サバイバルが幕を開けるッ!!! ゴールデンカムイ公式サイトより
このゴールデンカムイでは凄腕のスナイパー尾形百之助が重要キャラとして登場します。この尾形が作中で構える狙撃姿勢が「山猫は眠らない」のトーマス・ベケットと同じ姿勢だったのです!漫画を見たときすぐにわかりました。これは作者の野田サトルさん、「山猫は眠らない」を見たなと感じました。
尾形の狙撃シーンがこちら↓
で、トーマス・ベケットの狙撃(実際にはスコープで確認しているシーン)シーンがこちら↓
ちなみに漫画の方では上の写真と同じように尾形の隣にも観測手がいるので、ほぼ同じといっても過言ではないでしょう。非常に純粋な私はこのシーンを見て野田サトルさんもこのシーンを参考にしたのだなと感じたわけですねw。
しかし!狩猟をやり始めてから購入した本「狙撃の科学」にはあらゆる狙撃姿勢が紹介されていますが、上記の狙撃姿勢もちゃんと記載されていました...“狙撃兵型座り撃ち”という名前までありました...う〜ん、「知らぬは発見多し」とはよく言ったもんだ...はっはっは。
しかし!まだ終わってはいませんでした。ゴールデンカムイ6巻を購入した際にある扉絵に目が行きました。それは第58話ですが、以下の様になっております。
“孤高の山猫” これはもちろん尾形のことを形容しています。やはり野田サトルさんも「山猫は眠らない」を見ていたのだと確信しました。とうことで私の中では決着しました...長かった。
1の何がいいかというと、スナイパーはどうあるべきかということをバディを組むことになったエリートスナイパーのリチャード・ミラー(ビリー・ダイゼン)に身をもって諭していきます。これが非常に見応えがありますね。あとはレティクル越しの映像とか。おそらく低予算で作成されているとは思いますが、良くできていると思います。
そして、何と言ってもトーマス・ベケットの名言「1 shot 1 kill」がスナイパーの仕事を形容していると思います。私もこの名言を“座右の銘”にしましたw。まだ実現はしておりません...
一度ご覧になってみてください。それではまた。