こんにちはBorkです。最近は我が愛知県でもめっきり涼しくなって、いよいよ秋が到来か?と感じているところです。秋が来れば猟期ももうすぐですしね〜。と、今回は私が日頃拝見させていただいている「猟犬日誌」さんがYouTubeのチャンネル(ブログ上でも)で、興味深い内容を発表されていたので、そちらを紹介させていただきます。
それではよろしくお願いいたします。
猟犬日誌とは山口県でハンターとして活躍されている中谷さん(ブログ、YouTubeで実名を公開されています)が、自らが飼育し調教した“猟犬たち”を主人公に狩猟の様子をブログ&YouTubeで公開している伝記である。猟犬の飼育や訓練の仕方などこれから猟犬を飼いたいと考えている方々や興味がある方には必見である。ちなみに猟犬に興味がある私は猟犬日誌のこれまでのYouTubeの動画すべてを拝見している...
まず今回の新組織、名称を「猟協」と言うそうです。農業系の組織からインスピレーションを受けていることは想像に難くないですねw。こちらの「猟協」さんは埼玉県にある「猟師工房」の原田氏と奈良県の「株式会社TSJ」の仲村氏が立ち上げた組織で、今月(8月)に一般社団法人として登記したばかりのできたてほやほやの組織です。
猟師工房さんは以前から書籍などで存じておりましたが、株式会社TSJさんは恥ずかしながら知りませんでしたので、ググってみると事業内容は主に「有害駆除」で環境省と奈良県知事から有害鳥獣捕獲等事業者の認定を受けているようです。どちらも「有害鳥獣駆除」をただの駆除(駆除された動物たちのほとんどが活用されず廃棄されている...)で終わらせず、有効に活用しようという理念のもと活動されているようです。非常に共感が持てますね。
こういう理念で狩猟を行っている方々が中心(原田氏が理事長、仲村氏が副理事長)なら、ひじょ〜に期待の持てそうな組織ですよ「猟協」は。で、そこに“猟犬日誌”の中谷さんも理事の一人として参加するようです。
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会員を募集するようですので、個人で狩猟をやりたいという方にはいいかもしれませんね。
あと私が着目しているのが「地方公共団体向け」サービスの一つである、捕獲した個体を活用する“利活用支援”ですね。やはりここに本気で挑んでいただきたいです。実際「猟友会」ももっと本気で取り組めばいいのにといつも思っておりました(取り組んでいると言われたらそれまでなんですけど...)。理事長である原田氏の話によると現在、有害鳥獣駆除などで捕獲される猪や鹿は年間113万頭!で、そのうち利活用されているのはわずか9万頭!!のみらしく(悲しい話です)、そこに一石を投じる可能性がありますね「猟協」さんの事業内容は。いや是非とも一石を投じてもらいたいです!今後の活動が楽しみです。
他にも狩猟用のギアなども今後展開していくのですかね?そちらも楽しみにしております。すでに「猟師工房」さんでは狩猟用途に特化した“ハントラ”などの軽トラのカスタムも行っています。「猟協」さんでは簡易食肉加工施設ユニット“かいたい君”や捕獲個体自動運搬装置“かいしゅう君”も販売しています。
個人的な見解にはなりますが、このような既存にはない新しい取り組みは長く業界にいる方には正直無理だと思います。理事長の原田氏もハンターになって10年強らしいです。長く同じ業界にいると、多くのことが“当たり前”になり、回りが見えなくなり変化を望まない体質になっていってしまうことがあると思います(日本の企業や組織でも多いですよね)。たとえばDNAの二重らせん構造を報告したフランシス・クリックも発見したのは生物学に転向してわずか6年たらずの時のことだったというのは有名な話です。
「猟協」さん、是非とも狩猟界にもイノベーションを起こしてほしいと思います。そのほうがもっと狩猟界が盛り上がり、ひいては日本の豊かな自然を守ることにもつながっていくことになると思います。今後も注視していきます。
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それではまた。