今シーズン、これまでの猟果は『巻き猟』で鹿3頭、『単独忍び猟』で“0”という結果です...憧れの狩猟スタイル『単独忍び猟』に挑戦しておりますが、まだ獲物を仕留めるには至っておりません。前回の記事でもお伝えしたように、9割は自分のミスで獲物を取り逃がしています(涙)...
これまでに計3回の『単独忍び猟』に出猟していますが、そこでまたまた伝家の宝刀「鹿笛」を吹いてしまいましたw。つまり全回で「鹿笛」を吹いていることになりますね。懲りない性格ですので。ただし今回(といっても実際は2回目と3回目)は収穫がありました!少し使用方法が分かってきたような気がします。
関連記事はこちら☞
ただし、このとき鹿笛を吹いてみようと考えました。鹿笛というと発情期の雄鹿を呼ぶためのツールというイメージがありますが(私だけでしょうか?)、雌鹿にも効果があると言われています。猟期前学習でもその辺を調べました。
だったら吹いてみようと思いついたわけです。“百聞は一見にしかず”です。検証してみるのが一番自分の貴重なデータとなります。吹いたのは、「LONG RANGER」と書かれた大きい方の鹿笛です。そして、思いっきり吹いてみました。
すると、鹿が逃げた方角から鳴き返しが聞こえてきました。すでに視界からは消えていたのですが、鳴き声ははっきりと聞こえてきます。意外と近くにいるのかな?と考えながら、また吹いてみます。するとまた鳴き返してくれます。この繰り返しを何度かやってると、徐々に鳴き声が近くなってきていることに気付きました。しかしながらまだ姿は見えません。近くにいたとしても木々の中にいて見えないだけかもしれません。
このとき頭に浮かんだ仮説は、もし警戒音を発して逃げても鹿笛を使用すれば遠くまで逃げないのではないか?というものです。結局この日は私が我慢できずに動いてしまったため、鹿とのやりとりはここで終了となってしまいましたが、何か手応えを感じました。
関連記事はこちら☞
するとやはり鹿が鳴き返してきてくれます。ありがたい。そして逃げない。でも見えない(見落としている可能性が一番高いと思います)...しかし何度か吹いていると徐々に鳴き声が近くなってきているように感じます。感じているだけかもしれませんが...
仮説は正しかったことが2度の検証により証明されました。たぶん。結局この日も、もちろん私は待てずに動いてしまったため鹿は逃げていきましたけど(涙)。忍耐力が無いですね。『単独忍び猟』において一番の欠点ですねこれは。これが改善しない限り、獲物は捕れないような気がします。
関連記事はこちら☞
鹿笛の使用方法については少し理解が出来ました。これからも『単独忍び猟』の時は使用していきたいと思います。そして最も重要な息を殺し、殺気を沈め、身を潜める...これを私自身がちゃんと実践しないといけませんね。次は必ず実践したいと思います。
まだ獲物は仕留められておりませんが、貴重なデータは蓄積されつつあります。次が楽しみです。それではまた。