こんにちは。今回も前回に引き続き「Hunterまでの道程」シリーズです。今回はある意味Hunterになるまでの道程で最も高い障壁となる警察編です!ここが通らなければ猟銃等講習会(初心者講習)を受けることもできません...それではよろしくお願いいたします。
ちなみに前回の記事はこちらです☞
今考えると冷や汗もんですね。
私が居住している所轄の担当者の方は非常に温厚な方で、いきなり訪問した私に対しても真摯に接してくれました。これ普通なら“アウト”です。所轄によっても対応は全然違うらしく、厳しいところなら門前払いだったでしょうね...そしてそのまま印象の悪い人間になり、しばらく会ってもくれなかったかもしれません。
一言で言うと“運”が良かった。それだけですね、ほんと。
聞かれた内容は
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- なぜ猟銃を所持しようと思ったのか?
- 家族構成は?
- 仕事は何をしているのか?年収は?(職場の名前、住所も聞かれます)
- 配偶者はこのことを知っているのか?(配偶者がいる場合)
- 親はどう思っているのか?
- 借金はあるのか?
- 飲酒はどのくらいするのか?
- 自分の性格は?趣味は?
などです。約30分くらいでしょうか。いろいろと話しました。
特に大事なのは①③④でしょうかね。
①:やはり猟銃を所持したい明確な理由が必要です。もちろん私は狩猟をやりたいので「狩猟をやりたい」ことを正直に伝えました。そして猟友会の方からのアドバイス「射撃にも興味がある」ことももちろん伝えましたよw。
この理由ですが、田舎の方に住んでいて鹿や猪などによる農作物の被害が間近にある方のほうが、やはり有利でしょうね。だからこそ“射撃”が必要かもしれません。あとで銃砲店の方に聞いたところ、警察内では“狩猟”と“射撃”では別物らしく射撃のほうが印象がいいそうです。
③:仕事は銃砲店の方が言うには非常に大事なポイントらしいです。いわゆる“士業”は有利とのこと。完全にイメージで決めてますねこれはw。あとは年収で、そのうち自由に使えるお金はいくらくらいあるのかも聞かれました。金銭的に余裕があるほうが何事も有利なのは絶対的な法則ですね。
④これもかなり重要です。配偶者が銃所持に理解がないと絶対に許可は降りません。ということは銃を所持してからもちゃんと家族サービスをしとかないと、奥様がちょ〜っと警察に不満を言ったら所持許可の取り消しになる可能性が高いということです。Hunterを志す方々は、いままで以上に家族サービスに励んでください!
そして最後に言われたのが、「日本は銃社会ではないのですぐに講習受講許可を出すことは無理です。もう一度ご家族と相談してから考えてください。」でした。この一連のやりとりでも警察は我々の態度などを評価していますので、決して怒らないように対応することが大事です。あえて怒らせてくる担当者もいるそうですよ。
で、私も一端おとなしく引き上げました。
2回目の訪問時はなんと!取調室のような部屋に案内され、そこでいろいろ聞き取りがありました。その内容は以下のとおりです。
- 配偶者の理解は大丈夫なのか?
- 近所付き合いはどうなのか?
- 職場での人間関係は?
- 聞き込みをするので上司、友人、近所の人、親の氏名と連絡先などの情報
です。特に①はひつこいくらい聞かれました。②の近所付き合いは私は集合住宅(分譲マンション)に住んでいるので、お隣さんとかとの関係ですね。ただ最近は近所付き合いも希薄となってきていると思うので、あまり付き合いがないようでしたらはっきりと言っておいたほうがいいと思います。私はお隣さんとは同級生で仲良くやっているので、問題ありませんでした。日頃から愛想良く生活しないといけませんねw。
④連絡先は事前に聞いてもらいたい人を指定できる場合があります。こればっかりは所轄によって異なると思うので一概には言えませんが、聞き込み相手が大きく異なることは無いと思います。
あとは、賃貸の場合は大家さんに連絡しておいた方がいいと思いますよ。なんせ銃を自宅に保管するわけですしね。ダメな場合は委託管理も視野に入れておいた方がいいかもしれません。
聞き取りは、誰に何を聞かれてもいいように予め相手に言っておいた方がいいですね。はい。そして配偶者、家族へのインフォームドコンセント。これはかなり重要です。本当に。一人でも銃所持に反対などしたら終わりですので...
以上です。次回は「猟銃等講習会(初心者講習)を受講する!」です。それではまた。