相棒#5(ランクル70カスタム編)

GRJ76Kについて


こんにちは。今回も引き続き相棒ランクル70のカスタムについて紹介させていただきます。ついにこのシリーズも5話目。今のところ最後のカスタムネタになります。ということで最後までおつきあいよろしくお願いいたします。

これまでに相棒ランクル70を所有して感じた不満点は以下の2つになります。

  1. ドリンクホルダーが1つしかない
  2. 小刻みに突き上げる振動

そのうち、ドリンクホルダーが1つしかない件についてはプチカスタムにより改善しました。
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相棒#2(ランクル70カスタム編)

途中、吸排気系のカスタム(エアクリ、スロットルスペーサー、マフラー)に脱線するなどありましたが、自分なりには満足度の高いカスタムとなったと思います。
その記事はこちら☞

相棒#4(ランクル70カスタム編)

相棒#3(ランクル70カスタム編)

そしていよいよいよいよ最後のカスタム、サスペンションなどの足まわりに挑戦しようと思います。これは大物(お金の方です...)になるので慎重に行かないといけません!
ランクル70の小刻みな振動は乗ったことがある方なら誰でも気付くと思います。とにかく突き上げるような振動が伝わってきます。最初に乗った時は正直びっくりしました。同じランドクルーザーシリーズの100を所有していたときがありますが、全くの別物(当たり前ですが)です。相棒購入前に試乗でピックアップの方に乗ったことがありますが、このときはあまり小刻みな振動は感じませんでした。ホイールベースが長いことや気持ちが高揚していたことなどが影響していたのかもしれません。

本来は荷物を載せて数千キロを移動することを考えて製造されているので、日本のような市街地走行はあまり優先度は低いのは致し方ないことかもしれませんね。確かに人が多く乗った時や、キャンプなどで荷物を多く載せた時の方が「小刻みな振動」は感じません。ですが、自分のみで乗車することが多いですし、荷物満載で乗ることもそうそうありません。やはり乗り心地は大事だと思いますし、そして何よりもサスペンションを変えてリフトアップしたほうが見た目が格好いい!ということからサスペンションを交換しようと思いました。

サスペンションをカスタムする?
足回りをカスタムするにあたり、悩んだのが「どこのメーカーのものにするか?」です。各メーカーで特徴が違うのはもちろん、お値段も違います。ランクル70を相棒にしてからすでに2年近く経過しておりますので、自分自身もそれなりに知識が増えていました。
ランクル70の場合、サスペンションに「リーフスプリング」採用しています。そのため、どこまでやるかでお値段も大分変ってきます。そこをまず決めないといけません。

リーフスプリングとは?
リーフスプリングとは、コイルスプリングと同様にサスペンションを構成するパーツの一つで、長さの異なる細長い板状の鋼を複数枚重ね合わせた形状をしている(図1)。そして、その鋼がしなることで路面からの振動や衝撃を吸収する。
特徴としては、構造が単純なため部品が少なく、頑丈であることが挙げられる。そのためトラックやバス、小型商用車などに使用されるケースが多いが、以前はコストの低さから小型乗用車の後輪部などにも採用されていた。しかし、その構造上、板状の鋼の振れ幅分しかストロークせず、コイルスプリングに対して乗り心地や操縦安定性の面で劣るため、現在では乗用車に採用されるケースはほとんどない。                            カーセンサーより引用

図1 出典:Wikipedia

ショックのみを交換する場合は、確かにお値段はかなり安くなりますが、どうせやるなら全部やったほうがいいのでは?と安易に考え、リーフスプリングまでフルセットで交換することにしました。これはかなりの即決でした(笑)。

候補となったサスペンションは?

自分の中では、どうせフルセットで交換するならランクルの本場、オーストラリアのメーカーにしようと決めました。これも即決でした。根拠としては、日本ではランクル70が販売終了となったあともオーストラリアでは販売され続けていたため、日本のブランドのものよりも、現在進行形で開発されているだろうと推測しました。安易ですね~しかも、オーストラリア製のサスペンションは見た目もカッコいい!あまり外から見る部分ではないのですが、これは大事です。

ということで、オーストラリア製のブランドといえば

出典:JAOS  株式会社アウトバック
この2つ。TJM(左図)とARB(右図)です。本場オーストラリアで鍛えられているので、性能・耐久性は折り紙付き。かつカッコいいときている最高のサスペンションです。特にTJMのゴールドサスペンションは見た目が超好み。しかも日本での取り扱いがJAOSなので、私がお世話になっているカスタムショップで装着ができる。これは第一候補ですね。

しかし、いろいろ調べていると「みんカラ」で当のJAOSがTJMのゴールドサスペンションキットは乗り心地が″スパルタン″であると書いています!☞ 「みんカラ」

これ以上にスパルタンになるのでは交換する意味が見た目以外ないと思い、もう一つのARBのオールドマンエミューのほうにしようかと考え始めました。

結局選んだサスペンションは?
ちょうど頭を悩ませていたころ、カスタムショップからイベントの案内が届きました。どうやらそのイベントにJAOSの社員の方が来るそうです。これはチャンス!直接いろいろ聞いてみようと思い、行くことを決意しました。

当日、カスタムショップに行くとJAOSの社員の方が来ていました。その時はプラドの宣伝が中心でしたが、相棒のサスペンションについて相談してみました。すると、やはりTJMのゴールドサスペンションキットは硬く、乗り心地はスパルタンだそうです…
ではやはりARBにするかと思ったんですが、JAOSでオリジナルサスペンション出さないのか、一応聞いてみました。するとすると、ただいま開発中で年度内(イベントは夏でした)には発売できる予定であることを教えてくれました!
JAOSのオリジナルサスペンション、これは期待できそうです。

それならJAOSのオリジナルサスペンションが販売されるまで交換をまとうと決めました。それからはとにかく″待ち″です。ちょこちょこJAOSのHPをチェックして更新情報を確認します。

年が明け、2017年。ついにJAOSのオリジナルサスペンション「BATTLEZE」が販売になりました。3月には群馬のRVパークで体感試乗会も行われるそうです。さすがに群馬まではいけないのですが、JAOSのBATTLEZEにしようと決めてしまいました。自分なりにいといろと考えましたが、ARBのオールドマンエミューは性能はもちろんいいと思いますが、オーストラリアのランクルを想定して設計・製造されていると思います。見た目的には特に変わりはありませんが、エンジンが大きく異なっています。あちらのランクルはV8でこちらのはV6です。つまりエンジンの重さが異なるため、サスペンションのセッティングも違うのではないかと考察しました。そこで、勢いも手伝いJAOSのBATTLEZE(図2)に決め、さらにどうせ変えるならとコンプリートセットにしました。

                   図2 出典:JAOS

購入はいつものディーラー系カスタムショップにお願いし、結構頑張ってサービスしていただきました。装着は車検に合わせて行いましたが、ショップの方も初めての事(リーフスプリングまで交換するので構造変更の手続きが必要です)らしく、勉強になりましたとお礼まで言われてしまいました。
このJAOSのBATTLEZEは14段階の減衰力調整が可能なのでJAOSの社員の方のアドバイス通り8にしました。いずれブルバーなどを装着した場合は調整が必要そうですね。

で、肝心の乗り心地ですが、かなり変わりました!もちろん流行りのSUVのように乗用車に近い乗り心地とまではいきませんが、ノーマルのものよりも突き上げは減り、かつしっかりした感じが伝わってきます。カーブなどでも車高が上っているにもかかわらず以前よりふわふわ感が改善されました。さらに、約5cmばかりのリフトアップですが、見た目のバランスが良く、かなりかっこよくなりました。個人的には2インチくらいのリフトアップがバランス的に好みです。

お値段はそれなりにしますが、満足度も高く変えてよかったと思っています。リフトアップした分、ノーマルタイヤが小さく見えてしまうので、変えたくなってしまいます…そうすると、ホイールも変えたくなり…お金が(涙)。

ということで、相棒のカスタムは金銭的な原因により、いったん終了です。またカスタムしたら更新させていただきます。いつになるかはわかりませんが…次はタイヤ?ホイール?ルーフキャリア?オーバーヘッドコンソール?う~んキリがないですな…