射撃記#3(猟期前の射撃練習!トラップですが…)

Shooting Diary


こんにちはBorkです。猟期までもう少しですね。非常に楽しみです。最近は「豚コレラ」が原因でジビエなどへの影響がニュースでも取り上げられています。同時に少し狩猟関係のニュースも以前よりは見るようになりました。

「豚コレラ」自体は人間への感染は報告されていないので安心ですが、やはりジビエへの風評被害も出てしまうと思いますし、なるべく早く終息してもらいたいものです。

私の方は、時間を作り射撃練習に行きました。今回は弾倉ロッカーに残っている実包をすべて使おうと思います。無くなったら新たに購入し、それも10月中に消費し、猟期に臨みたいと思います。A-BOLTを手に入れるためにも実包を消費しているという“実績”が必要ですしねw。

それではよろしくお願いいたします。

今回の射撃練習のテーマ
今回の射撃練習のテーマですが、以下のようにしました。
  1. 前回自分なりに作成した射撃体勢に入るまでのルーチンを実践する事
  2. 異なるブランドの実包を使用するため、2つのブランドに差があるか確認する事
としました。前回の射撃練習で考えた自分用“ルーチン”はこちらです☞

射撃記#2

  1. 両足を揃えた状態から右下肢を一足分後方に下げる(重心は前7:後3)
  2. 体幹は前方のまま散弾銃を一度挙上する
  3. 挙上状態で一度頬付けをし散弾銃を下垂させ射撃体勢に入る

これは実際に射撃場で射撃を行わなくても、シャドー射撃で行えます。私も何度も自宅で練習を行いました。何度も行わないと運動学習が成立しませんからね。

このような“ルーチン”を用いることは、私が考えるに次のようなメリットがあると思います。

  1. 射撃体勢に入るまでの流れを固定することにより、集中力が高くなる
  2. 調子が悪い時にどこが悪いのか、比較する事が可能

特に私の場合は一人で練習を行っております。そのため、残念ながら自分の射撃フォームを客観的に分析することができません。“ルーチン”化しておけば、どのあたりが問題でスコアが伸びないのか比較しやすいかと思います。ただしこれはあくまで“ルーチン”が完成されていればの話です。

実際どうだったのか?
当日は射撃場がオープンして10分後くらいに到着しました。駐車している車は軽トラが2台ほど。ハンターの方が来ているのかな〜とか考えながら自分も駐車しました。天気は生憎の雨ですが、トラップ射撃では濡れることがあまりないので気になりません。

受付を済ませ、トラップ射撃場に向かいます。私はJAPANルールの方で行う事にしました。国際(ISSF)も空いてましたが、恐れ多くてやめておきましたw。プーラーの方に記入用紙を渡し、挨拶を済ませ準備に入ります。JAPAN、ISSFともに私以外は誰もいません!貸し切りはいいです。気を遣わずにすみますから。

準備をしているとスキート射撃場の方から銃声が聞こえてきました。見てみると猟友会ベストを着た高齢の方が2名ストレートだけのトラップ射撃をしていました。距離も近いのでおそらく10mだと思います。猟期前の練習ですねきっと。でもすぐ帰って行ってしまいました...いいんだろうか?と思いましたが、人は人ということで自分の準備に集中します。

私も準備が出来たところで第一射台に入ります。プーラーの方に合図し始めます。まずは練習してきた“ルーチン”を実践します。割とスムースに出来ました。そしてマイクの声をかけます。一発目は外しました...しょうがない。次の射台に移動し同じように“ルーチン”を実施します。次は当たりました。このあとも当たったり外したりを繰り返し、1R目が終了しました。

私しかいないのですぐに次ぎのラウンドに移ります。このラウンドでも同じように“ルーチンを実践します。このラウンドは自分でもわかりましたが、ちょっと力が入りすぎていたため、結構外しました。あくまで“ルーチン”の確認が優先だと自分に言い聞かせw、次のラウンドに移ります。

3R目は私なりには結構当たりました。ここまでで感じたことは、やはり“ルーチン”がしっかり決まり、猟銃の固定がしっくりくると“当たる”という事です。自分でもこれは当たったなとかまで何となくですが、わかるようになりました。逆にしっくり来ていないときは、外すことが多いということです。なんとなく感じが掴めつつあります。

計6R行いましたが、ある程度の特徴がわかりました。

  1. 肩付けの位置が自分にとってはスコアに影響する
  2. 左側・正面よりも右側方向がスコアが低い

“ルーチン”は割と再現性高く行えましたので、今後の課題は「肩付け」の位置を確実なものにし、その再現性を高めるということ。右側方向は次の機会にもう一度分析してみようかと思います。

RemingtonとKEMENの差は?

今回のように2種類の異なる弾を比較する場合、最も優れた研究デザインは...

  • 同一射手が射撃を行う
  • 同一散弾銃を使用する
  • 25発中同じ回数同じ方向に皿が飛ぶ(ランダムでいい)
  • 同じ火薬量、同じ実包号数の実包を使用する

といったところでしょうか?実際は集中力や筋肉の疲労、天候(風向き)などももちろん影響しますので考慮しないといけません。特に天候(風)はかなり影響すると思いますが、屋外でやる以上は一定にはできないためしょうがないですね。他の項目はクリアしていますのである程度信頼性のある比較ができるのではないでしょうか?研究では極力バイアスを減らさないといけませんからね。

で、結果ですが、ほぼ同じスコアでした...つまり統計学的には有意差はない!ということですね。はい。つまり、結論を述べさせていただくと、トラップ射撃を行うために購入する実包は、値段で決めてもいいと言うことです(あくまで私の場合はですよ)。Remingtonの方が少しばかり高価でした...でも差は“無い”!まあ値段はその時の為替などでも変化すると思いますしね。これからは特にこだわらず、その時最も安価な実包を購入しようと思います!

今回も次へ繋がるいい課題ができました。これを改善していくのが楽しいんですよね。次はあまり間隔が空かずに射撃練習を行う予定ですので、今回の課題を確認してみたいと思います。それではまた。