猟期 Season 3(2019)総括!

Season 3 (2019)


すでに猟期が終了し、一カ月以上経過しております。またまた最近当ブログを更新しておりませんでしたが、この辺で昨シーズンの総括を行おうかと思います。

昨シーズンの総括。一言で表現するとすれば……………

『不完全燃焼』

この一言につきますね。はい。2018シーズンで初の獲物を仕留め、2019シーズンはハンターとして飛躍の年になるはずだった…例えば、『単独忍び猟』で獲物を仕留めちゃうとか。2018シーズンの猟果をはるかに超えるであろうと。

そう思っておりました。しかし、現実はそんなに甘くはなかった…涙。ハンター憧れの大地である“北海道”に遠征できたのは非常に良かったです。初めて見る蝦夷鹿。雄鹿の持つその迫力に神々しささえ感じました。2020シーズンも行く予定です(コロナウイルスの影響で中止になる可能性“大”ですけど)。

ホームでは、全然ダメでしたね。ちなみに2019シーズンが始まる前に立てた目標は…

  1. 『単独忍び猟』で獲物を仕留める
  2. 四つ脚だけでなく、『鳥猟』にも挑戦する
  3. 銃猟だけでなく、『罠猟』にも挑戦する

どれも達成していない…涙。
ということで、2020シーズンをより良いものにするために2019シーズンについて考察していきたいと思います。

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Hunting Diary
昨シーズンの反省点から

まず、「2018シーズン総括」では「沢」と「南向きの斜面」を鹿との出会いの場ではないかと考察しました。そこで2019シーズンにおいては、「沢」狙いで『単独忍び猟』を行ってみました。仮説と検証ですね。

結論から申しますと、2019シーズンで行った『単独忍び猟』が計5回です。うち、「沢」狙いが3回です。その全てで鹿との出会いがありました。つまり、日の出時刻では鹿が帰宅中に「沢」に寄り、水分補給をしてから寝床に帰るというのが、行動パターンのようです。深夜は人里付近まで降りてきて、美味しい食事をしているのでしょう。食後は喉が渇きますからねw。この行動パターンも納得がいきます。

さらに遭遇率の高い、この「沢」での出会いにおいても、何か時期的な傾向があると思われました。例えば、猟期が始まった11月から年末までは、比較的近距離(沢のすぐ近く)で鹿に遭遇しました。しかし、年明けから猟期後半は、日の出時刻でも少し距離(沢の近くの山の斜面)がありました。

この理由としては、何があるでしょうね?考えられるのは以下の2つ

  • 猟期終盤にかけて猟圧が加わっていくため
  • 鹿は体内時計を指針に行動している

でしょうか。鹿も動物ですので学習能力が備わっています。猟場に入る回数が少ないとはいえ、猟期前半よりは後半の方が警戒心も強くなっているでしょう。そして体内時計ですが、猟期前半よりも後半の方が日の出時刻は遅くなっています。我々ハンターは日の出時刻に従って狩猟を開始しますが、鹿の行動時間は猟期を通して変化せず、相対的に遭遇する時間が前半よりも遅くなっている事が考えられます。

猟圧は仕方ないと思われますが、鹿の行動時間については対応が可能かと思います。猟期前半は「沢」狙いで、後半にかけて、予め尾根などに登り、帰宅してくる鹿を狙うというスタイルがいいかもしれません。来シーズン検証してみたいと思います。

Hunting Diary
来シーズンへ向けて

2019シーズンは残念ながら不完全燃焼に終わりました。ただし、さらに山を歩いたので発見も多かったかと思います。例えば、尾根へのルートを新しく発見しました。このルートは歩きやすくかつ尾根に先回りできるため、猟期中盤から後半戦に生きてきそうです。そう、前述の帰宅してくる鹿を狙うという作戦の時に。

あとは、歩き方も大体はいいと思います。意識して歩けていたかと思います。『単独忍び猟』においては、この“歩き方”が成否を分けると言っても過言ではありません。獲れてない私が言うのもなんですが…

2020シーズンがどうなるかはわかりませんが、今後は猟期を期分けして作戦を立てていきたいと思います。トレーニングで言うところの「ピリオダイゼーション」というやつですね。

少しばかり囚われすぎていたと思われる2019シーズンでしたが、得られるものも多かったように思います。少しづつでもハンターとして成長していければと思います。それではまた。

2019シーズンの猟果
獲物1(蝦夷鹿) 発砲5(北海道)