狩猟記 単独忍び猟 #1

Season 3 (2019)


ついにこのブログ『Hunting-Laboratory』も100記事となりました。狩猟を長く続けるために自分の備忘録的な意味合いと都心で生活していても狩猟を行える事を記事にしていきたいと思い、始めました。当初はw。

狩猟を初めて3年目のシーズンを迎えましたが、まだまだ自分の狩猟スタイルは残念ながら確立しておりません。かのイチローさんが「3年やって一人前」みたいな事を以前言っていたような気がしますが、これはあくまで毎日行うようなスポーツや仕事などを指しているのではないかと思われます。おそらく…

狩猟のように明確なシーズンが決まっており、その代替が無いようなものは倍の6年くらいやって一人前かな~とか考えています。ただし、いたずらに経験年数だけが増えていくのはあまり好みではないので、狩猟というものをしっかりと考察しながら経験を積み重ねていきたいと思っています。

ということで、これからも自分の成長のために『考察する狩猟』を継続していきたいと思います(正直あまりやれてはおりませんが…w)。

記念すべき100記事目は、軽~い『単独忍び猟』です。

天候
晴天・気温:10℃
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予定外の単独忍び猟
実は今シーズン初の『単独忍び猟』は予定外でした。というのは、シーズン解禁日は『巻き狩り』を行ったのですが、人も少なく、猟犬も少なかったため、午前中で解散となったのです。私としてはこれ幸いとばかりに午後から『単独忍び猟』に移行したのです。

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ちなみに私が所属しているグループと一緒に『巻き狩り』をしている他グループには『単独忍び猟』を行っている人はいません。私のみ。解散してしまえば、誰にも合わず猟場を独占できますので…ラッキーwみたいな。

皆さんが解散していくのを見送りつつ『単独忍び猟』の準備にはいります。とはいうもののこの日は『巻き狩り』だけの予定でしたので『単独忍び猟』の装備は持ってきていません…装備不足は否めません。が、山の奥まで入らなければ問題ないため、ほぼ『巻き狩り』装備で目星をつけている場所へ車で向かいます。

そして目的地へ到着。車から装備を降ろし、相棒を片手に森の中へ…

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単独忍び猟
目星をつけていた場所は『巻き狩り』で入っていないため、鹿なども警戒心が薄いだろうと推察した所です。時間は正午を回っているため、森の中も十分に明るいです。一歩一歩ゆっくりと歩を進めていきます。『巻き狩り』では得られない緊張感。人間は自分しかいないと感じる静けさ。最高ですよね『単独忍び猟』。

ゆっくりゆっくりと歩を進めていくと、昨シーズンにはなかった。雄鹿が角で木の皮をめくった痕跡を発見しました。しかも新しい。すでに発情期も後半でほぼ終了しかけていますが、伝家の宝刀“鹿笛”を吹いたら寄ってきていたかもしれません。

生憎携帯していなかったため、吹くことはできませんでしたが…後悔。

気を取り直してさらに歩を進めていきます。

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出会いが
一通り猟場を回り、フィールドサインなどをチェックしていきます。至る所に猪が掘り返した後や鹿の糞などを確認できます。

そして、少し歩みを止めて木陰で休んでいると、雌鹿3頭がゆっくりと歩いている姿を確認しました。こちらにはもちろん気付いていません。これはチャンス到来か!と一気に心拍数が上がります。ゆっくりと装弾をベストから取り出して装填します。

遊底を閉鎖する際に金属音がしないようにゆっくりと閉鎖。ここまでは完璧。そしてバックストップを確認し、いざ相棒を構えます。私としては割とスムースに一連の動作を行えたのではないかと思いました。

しかし、照星越しに鹿を捉えますが、距離が遠い…おそらく目測では70mくらいでしょうか。これは中らないな~と諦めます。50m以上は中らない事は北海道で証明済みw。もし中ったとしてもまぐれかと思います。とりあえず撃つというような事はしたくないため、そのまま見送ります。ハーフライフルがあれば…とは思いましたw。

そして追跡に切り替えますが、雌鹿がいたところまで忍び足で移動した時には、雌鹿達はすでに視界に入らない所まで移動していました。残念。まあしょうがいないですね。

この日は夕方から出張だったため、そのまま車まで戻り帰路につきました。

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考察
今回、3頭の鹿を猟場で確認した。しかしながら距離が遠いため発砲には至らなかった。遭遇した時間帯は14時くらいと、これまでは鹿などが寝ていると思われた時間帯であったが、鹿は行動していた。次回『単独忍び猟』に入るときも油断せずに猟を行いたい。

今後は午前『巻き狩り』午後『単独忍び猟』の機会が増える可能性があるため、『単独忍び猟』用の装備を常備しておきたい。

本日の猟果
獲物0 発砲0